私は、2021年7月に、永年の夢である菓子屋を興し起業しました。
もともとは会社員でした。「お金がないはやらない言い訳」だと友達に背中を押され、2020年2月に退職届を提出、3月末に退職しました。
退職後は1回目の新型コロナ緊急事態宣言の影響で、応募していたアルバイト先から面接見送りの連絡を受けて仕事がなく、企業も業務を停止していたので起業準備も進まず厳しい状況でした。
そんな状況下で紹介されたのが鑑定士の桜真実先生でした。
兼ねてから、起業するなら屋号は鑑定士に依頼したいと考えていました。
フランス菓子専門店なので、フランス語の単語をいくつか先生に提示し、完成した屋号がLes pâtisseries de Yumiです。
屋号を作って3ヶ月経った頃、急に状況が好転し始めました。
それはまるで、目に見えない力で突き動かされているような感覚でした。
物件探しが始まり、厨房機器を見にショールームへ行くと、自分の未来が広がりワクワクしました。並行して厨房改装費をクラウドファンディングで集める準備も始めました。時折、お金がなく起業経験もないことに不安に駆られて立ち止まっても、状況はトントン拍子に進んでいきました。
結果的に、クラウドファンディングでは350万円を達成、銀行で融資を申請すると500万円が通り、更には、私は賃貸マンションに住んでいますが、住まいと同じ場所に厨房が欲しいという念願も叶えてしまったのです。
この目に見えない力こそ”屋号のパワー”だと考えています。
アパートの一室に厨房だけを構え、とても分かりにくい立地ながら、リピーター客が増え、売り上げが順調に伸びているのも、屋号のパワーの賜物だと思っています。
「お金がないはやらない言い訳」はその通りでした。
行動した結果、お金を引き寄せ、夢が現実になりました。
現在は、発展途上国に製菓学校を建てる夢を叶えようと前進しています。
きっと屋号が導いてくれるでしょう。